『伊藤博文』
徹底大研究 日本の歴史人物シリーズ14 『伊藤博文』ポプラ社、図書館で借りました。
帰ってきた本のとこにあって何気なくみたら
井上馨がかなり出てたので…
高杉と井上の出るとこを中心にぱらぱらと読んでたらなかなかステキでしたよ。
12ページ「晋作は、博文のことをとても気にいって、あそぶときはいつもいっしょでした。2人はこのとき以来、無二の親友となりました」
…無二の親友…?親友…?誰と誰が!?
24ページ「同じ長州藩士で、博文と尊王攘夷運動にかかわった人物に井上聞多(馨)がいます。」
でた!
「博文よりも6歳も年長でありながら、のちのちまで博文への協力をおしまなかった人物です。」
いや、協力したけどさ!なんか井上が下手にでてたみたいな書き方じゃないですか…
「伊藤さん!」と呼んでそうな書き方じゃないですか…!
この本読んだお子さまは、
“高杉と伊藤が親友で井上は協力者”って思っちゃうよ!
親友なのはむしろ高杉と井上じゃないの!?
そんでもって伊藤と井上が親友じゃないの!?
高杉と伊藤は親友って関係じゃないと思うのですが
身分とかさ…
人物関係について書き直したい気持ちです。
本屋で立ち読みした他の、子ども向けの『伊藤博文』では
井上馨と井上勝、写真に付ける名前間違って逆だったし…
あ、でもおもしろいのもありましたよ。
52ページ「そこで、西洋の習慣にくわしい井上馨は、洋服の着かたや洋食の食べかたのガイドブックまでつくりました」
井上はおもしろエピソードがまた増えた…
こども向けの本は、つっこみどころが満載だったり
内容本格的で知識になったり
優しいことばでチクリときたり
なかなか勉強になりますです。