彩縫箱

くまプーとシナモンがかわいくてたまらない。

井上馨の晩年。

前に本屋で読んだ本で、有名人の晩年について書いたのがありまして。

手に取ってみたところ、井上発見。


が!「奇行」とか書かれてました…


自分で伝記作らせたり

自宅内に銅像造って飾ったり


高杉晋作顕彰碑除幕式で炎天下2時間くらい演説したり



そんで、
こういった奇行は伊藤や山縣への劣等感からきてる、
と書かれてました…



どうなんですかね…

私としては全く奇行じゃないんですが…
晩年とか関係なく井上ってこんな感じじゃーんと思うんだけど。

そしてそこが井上の魅力でしょーと。

いいじゃない、自分で伝記作らせたって。

ある意味正確でしょう。
しかも井上レシピ載ってるらしいし。
味噌の作り方とかね!
井上は料理好きらしい。



自宅内に銅像造って飾ったっていいじゃない!

悪趣味とか書かれてたけど。
自腹きってるならいいんじゃないの…
財源しらないけど。
しかも自宅だから迷惑かけてないじゃないですか。



高杉晋作顕彰碑除幕式で炎天下の熱弁は…

式典に参加した小学生が倒れてもなお続けたらしいけど、
みんな大変だっただろうけど、


語りたかったんだよ、高杉を!!

むしろ「高杉君と私」を!!

あと、伊藤博文が顕彰碑の撰文後、完成をみることなく亡くなったのも、
熱弁を加速させたのかも。



私は井上が晩年奇行が目立つとは思わないんですがねー…

だって井上だもん。

これが奇行なら、晩年に限らず彼の人生は奇行でいっぱいじゃないですか…?
どうですか…


あと劣等感云々は…まぁ難しいとこだろうけど私はそうは感じません。

爵位を伊藤や山縣は授かっていたのに、井上はなかなか授けられなくて、何故自分はいただけないんだ!ってもらしてたらしいですが。


劣等感とは違うんでないかしら。
ただそう思ってただけで、ひがんだりする気持ちはないんじゃないかな〜。
確かに伊藤や山縣は、江戸時代は井上より身分は下だったけど、
総理になるし爵位いただくし、っていうようにその二人に追い越されたから云々って感じじゃなくて…

なんというか、

ほんとにただ、なんで?ふつーこっちにもくれるだろ!?何年たってるんだよ
って思ってただけじゃないですかねー…

総理になりたがってたって印象を受けたこともないし。



大体、維新前の身分を気にするような人だったら、幕末の

時点でそうだったろうと思うんですが。

でも井上と伊藤は当時から友達だったので、対等にみてたのではないでしょうか。

高杉は伊藤と対等に接してはなかったみたいですが。


井上と山縣はどうだったか知らんけど。


少なくとも、井上が伊藤に劣等感持つとは考えづらいのですが。

劣等感持ってたらああいう風に友情は続かないでしょ…



っていっても専門家が書かれたわけですから、
感覚でこんなこと言うのは申し訳ないのですが…


まぁ…ほんとの心は本人のみぞ知る、なのでしょうが…

今日は熱弁しすぎ。