彩縫箱

くまプーとシナモンがかわいくてたまらない。

『弟子』感想。

面白かったです。

『弟子』という題名がぴったり…。

簡単に言うと、孔子子路の話です。

「弟子の中で、子路ほど孔子に叱られる者はない。
 子路ほど遠慮なく師に反問する者もない」
普通の人なら欠点ともなる危うい真っ直ぐさを持つ子路を、制したり苦笑いしたりしながら見守り育てる孔子

師に心酔し師の為なら生命を擲つ覚悟を持つ一方、譲れない部分・師の教えにどうしても納得できない部分を感じる子路のお話。



要は子路が終始
「先生、先生」
言ったり思ったりしてる話…かな?←違うって!


孔子とそのお弟子さんたちのとこを読んでると
吉田松陰とその門下生たちがなんだか浮かんできちゃいました。



面白かったなー。文庫か何か買っちゃおうかな。




明日は大学図書館夏目漱石の『京に着ける夕』を借りる予定。


親友(って私が決めていいのか??)子規の思い出を書き連ねながら
京=ぜんざい
と言い切る作品。
しかも夏目漱石はぜんざいを食べてはいないという…