萩の続き。萩博。
先月末の萩旅行の話が途中だったので、続きをば。
えーっと、五傑展ギャラリートーク。近くでふらふらしてたら、ボランティアさんらしき人に声かけられちゃった…
んで。約一年ぶりのI坂さん。昨年初めて拝見した時は思っていた以上に若くて驚いたんですが、今年は記憶していた以上に若くて驚きました(笑)わたしの記憶はあてにならないね…。
○五傑留学まで
・周布さんの攘夷論の話
・五傑写真について←実物展示は別の日でしたー
・留学前の決意文の内容紹介←生きた器械になりたいーっていうの。
映画はマシンって言ってましたが正確には機械じゃなくて器械です、とネタばれ&ダメだし…!
○吉田松陰関連
密航の先輩…?吉田松陰の展示について。
密航時身につけていたという言い伝えのある刀など。
その後、各人の展示解説。
○伊藤
・伊藤の字は幕末の元勲の中でとても上手い
・写真見ると端にいるからお付きのひとみたいに見えますがこちらが県知事ですから!(笑)
・頼りなく見えるかもしれませんが兵庫県知事時代、事件が起きたとき外国に対して毅然とした態度で抗議し…云々
・憲法作ったり初代内閣総理大臣になったり…云々。
・ハルビンで暗殺される。
○井上馨コーナー
・初代外務大臣
・鹿鳴館のパーティーは夜10時くらいから
・還暦の和歌を書いた袱紗紹介←留学出発に際しての伊藤の決意の歌と比較され、「国のために命がけで大きな決意をしてたのに数十年後こんな歌を作るとは、なんとも…云々」
・財界との結びつきが強かったりして、結局総理大臣になれなかった。
・そんなあたり気にしていたのか晩年は自分の家に自分の銅像造ったりその下で宴会開いたり…云々
・でもなかなか豪快なひとだったみたいとか←これは私の空耳かも…ってくらい全体的にキビシい紹介でした。いや、楽しい感じだったのかもしれませんが私的にはやきもき。
○井上勝コーナー
・鉄道の父
・ロンドンで学んで日本の鉄道に関わる〜新橋横浜間完成
・日本人だけで鉄道を通さなければ!計画&実行→難所紹介:逢坂山トンネルピックアップ
・例の鉄道に生き鉄道に死す的言葉を紹介→言葉の通り視察中客死
・東京駅の銅像紹介
○遠藤謹助コーナー
・造幣局の本局はどこでしょう?→なぜ大阪か解説
・硬貨を日本人だけで作ろう計画&実行→硬貨紹介。今とほとんど変わらない出来。
・造幣局長在位期間歴代二位とか云々。
・通り抜け話。
・レリーフ紹介。
○山尾庸三コーナー
・映画の主人公
・造船所で働きながら夜学に通う。
・帰国後三田尻にいたが呼ばれて中央へ。
・工業を盛んにするにはひとを育てればいい→東大工学部の前身をつくる。
・造船所での経験をもとに聾唖教育に力を注ぐ。→それまで障害がある人は家のなかに押し込められていたことを考えると画期的で重要なこと。
こんな感じで。
それぞれ生まれた地や留学までの簡単な生い立ちの話などもあったかと。
全体的印象としては、伊藤は確認&いいエピソード
井上馨は苦笑い
勝さん・遠藤さん・山尾さんは、今まで知らなかったけどすごい人たちだね!
といった感じで。みなさんなんかそういう反応でした。
「東京駅気づかなかった!見てみよう」みたいな。
井上馨の印象が…印象が…
前々から気になってたんですがI坂さんと見解がかなり違うんですが…いや、正しい正しくないというレベルとは違って…印象の差?イメージの差?
にしても萩博のブログと井上馨の捉え方に微妙な差があるあたり、ブログ担当はDさんなのかな。企画展担当だしなぁ。
あ、まだありました!
○留学は大変だった
木戸さんの息子さんが留学先で亡くなってしまったことや伊藤の息子も現地で大変だったことなどを伊藤の手紙とともに紹介。
伊藤の横文字付き!
明治になって、木戸や伊藤くらいの地位の子どもでも健康に暮らすのは難しいほど留学は過酷だった→五人が全員が無事に帰ってくることができたってすごいね!
あとは出発前英語は井上勝?がちょっとできるくらいだったとか
船が大変だったとか二手に分かれて下宿ーとかエピソードがちょこちょこあったかと。
合計40〜50分くらいがっつり解説していただきましたー。ありがとうございました。
その後、個人的にじっくり見て、常設の幕末コーナーや高杉コーナーをざっと見て、三時過ぎに退館。