彩縫箱

くまプーとシナモンがかわいくてたまらない。

それでも。

さて、保留していた映画の感想をば。
ネタばれありそうなのでそれでもいいよーという方は続きをどぞ。



































































率直な感想としては、


観てよかった。


そんでなにより、
加瀬君の演技がすごかった。

「あ。これ演技なんだよね」
と最後のほうに改めて思ったくらい
自然でした。

普通の人を演じられるって、
実はすごいよねーと。


気づかなかったら、そのまま当然のように
見過ごしてしまいそうなくらい普通。

実際、「スクラップヘブン」のときは
加瀬君の役がこれまた普通の人で、
役者さんが誰か、とか
演技上手いな、とか
感じる隙間もないほど自然だったのか、あんまり意識してなかったんですよねー。

相方(?)がこれまた稀有な?役者のジョーだったし。

んで、「はなよりもなほ」は
ちょっとあうとろーな感じでかっこいい感じに目立ってたので
あ、この人の演技いいなーって思って、
加瀬君を認識したわけなんですけども。


幅広い役者さんだなーと思います。


でもある意味ではこの映画の主人公も
普通じゃないのかも。



すごいよね・・・裁判で争うって・・・


私は、やってないんだったらやってないって
貫き通して、
やってもない罪を認めたりしないよ!
って思ってはいるんですが、
この映画を実際に観ると
なんだかなぁという感じになってしまった。



そうなんですよ、
ほんとにやってなくても、
起訴されちゃう可能性ってあるんですよね・・・!

早く認めたり示談にしたりしたら
起訴にはならないのかな?
いちおう?前科には入るんかな?
とか考えたり。

起訴されたからって犯罪者と決まったわけではないんですが、
HEROで確か、「一度でも起訴された人は検事にはなれない」
か「司法試験受けられない」とかそういうことを言ってたのを考えると、
起訴されちゃうというのはやはりかなりのことですよね。


起訴やら前科にならないんだったら、
やってなくてもやったっていったほうがいいのか?とか考えちゃったんですけども。
でもやっぱり私には無理かなー
やってないのにやったっていうことは
やっぱり嘘なんだし。
そういう嘘をついたことを後悔しそうだなーと思う。
だったら、例え警察や検事が信じてくれなくても正しいことを言いたいと思う。
でも、本編でもあったようにどこかでやっぱり「裁判官は分かってくれる」
という気持はあるなぁと。


う〜ん・・・。


何に向いて生きるかにもよりますよね。

でもわたしはやっぱり
自分と絶対的な何かに対して嘘はつきたくないなぁ。





個人的な感じとしてはそういう感じで。

あと、観ててすごく感じたのは、
やはり支えがあればこそだなーと。

私が今回この映画にすごく興味があった理由の一つに、
痴漢冤罪事件を取り扱ってるってことがあって。
痴漢冤罪で法廷で闘った人のことがニュースの特集で
以前に取り上げられてて印象深くて。
その人も、妻が信じて一緒に闘ったらしくて、
信じてくれて闘ってくれるってのが一番の支えだったんだろうなーとか
妻さんすごい!とか思ってて。

この映画も、いろんな人の支えや協力があって。


てか何よりさ・・・

こういう警察官はいると思う。
こういう検察官はいると思う。
こういう弁護士はいると思う。
こういうお母さんもいると思う。




こんな友達、いるのか!!??





いい意味で。
この友人がすごいと思う。
こんないい友人を持ってる時点で
この主人公の人となりが伺えるというか
いい友人は宝だね、というか。

うおぉ荒れてるよ!
とちょっとびっくりしてたら、友人に対してだったし。
喜怒哀楽をぶつけられる友人ってすごいなーとか。
友人というか親友だね。


山本君は役所さんに弟子入りするといいよ・・・
弁護士目指すといい・・・!