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- 作者: 中島健志
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/02/20
- メディア: コミック
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面白かったので借りてみました。
いろいろ感動ポイントがあった中で、
もっとも印象深かったエピソードはやはり、
盛田さんが井深さんの会社のスタッフになるお許しを
お父様からいただくシーンでしたー。
盛田さんは長男だったので、実家の造り酒屋を
継がなければいけなかったのですが
どうしても科学技術の道に進みたい!
井深さんの会社で働きたい!
と決意したので、お父様に許可をいただかなくては、
というところです。
以下、台詞を抜粋。(61〜64ページ)
井深大「久左エ門様私は一介の技術屋ですが夢があります
世間様の役に立ついろんな楽しいものを作り出していくという夢が!
そのためにはどうしても昭夫君の知恵と情熱が必要なんです!
今日はそのお願いにまいりました・・・・・・
昭夫君を私どもの会社にまねきたいのです!」(土下座)
前田多門(井深義父)「私からもお願いします
戦後の日本はこの二人のような若者たちが作っていくのだと思う
どうでしょう昭夫君を井深に預けてやっていただけませんか」
盛田「科学技術は自分にとって子供のころからのあこがれでした!!
お願いします父上!!
井深さんの会社に行くことを許してください」
久左エ門「私は・・・・・・昭夫が跡継ぎとして家業を続けてくれることを望んでいた
しかし息子が自分を磨くためあるいは自分の能力を活用するためにほかのことをしたいというのなら・・・・・・
そうするべきなのだと思う
昭夫!
お前は自分の一番好きなことをやりなさい
井深さん未熟者ですが使ってやってください・・・・・・」
井深「ありがとうございます久左エ門様!」
盛田(父上・・・・・・
ありがとうございます!)
以上、盛田家の居間での説得でした。
このシーン、文字だとそうでもないんですが
漫画で見ると、
井深さんと盛田さんは土下座するし
もちろん必死だし
なんというか
「お嬢さんをください」的なシーンを
思い出してしまいました・・・・・・
いや、でも、当時としてはそのくらい大変なことだったんだなーと思います。
許したこのお父様も素晴らしいですね・・・!
こういう偉人伝って、
大人になって読むとまた面白いですね〜。